店長ブログ

チェンマイ・バンコク出張①

こんにちは、山家漆器店の店長、山家優一です。

7月にバンコクとチェンマイに市場調査や諸々の可能性について模索しましたが、再度10月15日~19日まで和歌山県さんとJETRO和歌山様、そして今回は県内の企業様たちと一緒に、バンコクとチェンマイに訪問させていただきました。

チェンマイでは漆器事業者様や木工事事業者様などすでに産地として成熟している工房や会社様にお邪魔しました。

前回の訪問と同様、チェンマイでは同じ漆器事業として何か協業やコラボ商品開発などができないかといった側面から、またバンコクでは展示会にお邪魔し、いろいろな事業者様の商品を見たり、情報を得たり、我々の商品を見てもらうことで事業の可能性を探るということが大きな二つの柱です。

今回4泊(チェンマイ1泊・バンコク3泊)の旅程でしたので、改めてこちらでご紹介させて頂けましたらと思います。

チェンマイ漆器

チェンマイには、ミャンマーのバガン漆器が本流となった竹やマンゴーの木などを素材として使う漆器製品が数多くあり、非常に歴史が長い産地の一つです。

またこちらもミャンマー同様、仏教徒であるタイですので、仏具として漆器の塗りやまた金や装飾品を接着する接着剤として役割としてうるしを使っているようです。

ちなみにここで使われている漆は全てといっていいほど、ミャンマー産で、日々多くのミャンマー漆が輸入されているそうです。

チェンマイ漆器

塗師の手前に見える一斗缶とバケツの中に大量の漆が。ミャンマーから輸入されている格安でゴム質の漆ですね。

チェンマイ漆器

こちらは紙製の素材の文庫箱のような製品でした。上の写真を見てもどこにいってもだいたい塗師も絵師も女性。ミャンマーでも塗りは女性の仕事でしたね。

今回訪問時には箱モノである文庫箱や、ティッシュケースなどを製作していました。基本はOEMでこれを100個というオーダーを受けてから作り始めるようです。ホテルや神社仏閣からのご注文が多いようでした。

そしてここで我々の製品も見てもらいました!

写真を撮るのを忘れてしまったのですが、我々が持参した蒔絵屏風などの商品は非常に高評価でチェンマイ漆器の方々もとても関心を示してくれました!

我々からすると本漆を使用し、国内の寺社仏閣にお納めする素晴らしい製品づくりには目を見張るものがありましたが、

それは彼らにとっても新しい技術や魅せ方というのは驚きになるようで、お互い交流などしていければ良いなと感じました。

チェンマイ木工業

さて次づいて木製を加工する木工業です。

日本と同様、漆の産地には木工業あり!というのはこちらも同じようで、チェンマイには木工業を商いにされている会社様がたくさんあります。

スプーンやキッチンウェアなどの小物を扱うお店もあれば、欧州向けに大型家具などを製作されている方もいらっしゃいます。

今回は特にキッチンウェアも作られていますが、先代と方向性を変え、主にヨーロッパ向けに家具や電気製品を作られている業者様にお邪魔しました。

オーナーの方も非常に気さくな方ですが、野心に燃えどんどん新しいことにチャレンジしているそうです。

すでに日々コンテナに満載になるほどヨーロッパから受注されているそうで、我々の方が学びが多い訪問となりました。

チェンマイ木工業

流木やラタンを使用して作った照明製品。

照明器具自体は中国からCE認証を通し海外輸出に対応できるように加工済み。

日本ではどこに売るの?といった大きさですが、ヨーロッパやワールドスタンダードとしてはこれくらいが最低限。

やはり日本でモノづくりをしていると、日本向けの規格にしてしまいがちで、それをそのまま輸出する際に、モノが小さいなど言われてしまうので難しいところですね。

チェンマイ木工業

上の電気照明で使用していた流木。これはほんの一部で大量の流木を仕入れていました。

この流木が大量に取れるのもタイという地域の魅力ですね。流木ビジネス面白そう!

某フリマアプリの〇ルカリで流木が売られていてバカ売れしていたという記事を昔読んだことがありますが、ここタイでは大量にありますよ~笑

チェンマイ木工業

木を魚の形に加工しているところ。

吊り下げるオブジェのようなものでした。

本当に素晴らしい技術が健在ですね!

特に僕がミャンマー駐在時やそれ以降もお世話になっている、ミャンマーバゴー地域木工技術よりも非常に高いと思いました。

しかも外部の力を入れず彼ら独自で良いプロダクトを作り、さらにヨーロッパなどで多く受け入れられ毎月のようにコンテナ輸出を行うまでに、、、。

 

す、、すごい

 

の一言でした。

よく日本人って視察が多いってミャンマー時代に言われたこともあるのですが(これ各方面でほんとうに言われました)、彼らのようにトライ&エラーを繰り返しながらでも少しずつ進んでいく姿勢は学ばなければいけませんね。

日本人の特性として失敗はせず成功率が高いってあるんですけど、単に挑戦も少ないってことですからね(汗)

技術もさることながらそういう取組みの姿勢が一番の学びになったかと思います。

次回チェンマイ・バンコク出張②に続きます!