店長ブログ

わかやまLIFE 移住希望者を受け入れました

こんにちは、山家漆器店 店長の山家優一です。

この度は和歌山県が推進する移住・体験について、山家漆器店として三日間の受け入れをしました!

わかやまLIFE

こちら「わかやまLIFE」は、和歌山県公式移住ポータルサイトとして、和歌山県に移住をしたい、移住はわからないけれどお仕事を体験して移住を考えるきっかけにしたいと思っている全国の方々と、移住体験を受け入れてもOKという企業・個人が登録されているウェブサイトになります。

山家漆器店としても昨年2020年に登録のみを済ませていましたが、新型コロナウィルスの関係もあり、特に音沙汰なく日々が過ぎ去っていました。

しかしある程度落ち着いてきたこともあり、ついに山家漆器店として第一弾の移住・体験希望者を無事受け入れることができました。

木工でロボット作り?

なんと宮城県仙台市から来た東北大学大学院の学生さんで、木工を使ったロボット作りを研究していて、今回漆器や伝統工芸の木工を使った技術やノウハウを勉強したいということで、遠方よりお越しいただきました。

すぐの移住目的ではありませんが、将来のビジョンを見据え様々な知識や見識を深めようと学生のうちからこうした取り組みに挑戦して行動する姿勢には逆にこちらが学ぶことが多かったと思います。

三日間ということで、座学はもちろん、せっかく来ていただいているので、漆器製品を販売されている小売店のお店や、木工を得意とする木地師の工房見学なども日程に入れさせていただきました。

実際に研磨作業!

また当店では木工の研磨作業のお手伝いもいただきました。彼自身もよくMDF(中質繊維板)という素材を使ってロボットの骨格作りなどを行うようですが、ここまで研磨・塗りを重ねるということには驚いていたようで、

「MDFでもこんなに綺麗になるんですね!!」と口癖のようにこぼしていました(笑)

移住の先輩に話を伺いました

木工家具作家で実際に移住をされている梅田さんともじっくりお話を伺わせていただきました。梅田さんは奈良県にて木工房を構えられていますが、ここ海南市の黒江での移住に向け、中古物件をリフォームしている最中で、いずれ奈良の工房もこちらに移す予定の移住を体現されている方です。

彼にとってもとても良い刺激になったのではないかと思っています。

最後に

今回受け入れてみて、時間的縛りやせっかく来ていただいているんだから120%満足してもらおうと日程を組むことはとても大変なことでしたが、やはりそれ以上に自分が知らない世界のことを知ることができた、ということが何よりも大きかったかと思います。

また漆器業界では僕はまだまだ若手(33歳)。こうして自分より年下とお話しする機会ってあまりないので、そういった意味でも良い刺激となりました!

また機会がありましたら受け入れをさせていただければと思いました。